少女展爛会プレイレポート「塀の上からおちるの、なーんだ?」 前編

先日公開したシナリオ「少女展爛会シナリオ「塀の上からおちるの、なーんだ?」 - Vacant Lot」のプレイレポートです。
このプレイ時点ではシナリオは走り書き程度で、このプレイの後で人に見せられるように上の記事を書き上げてます。
記憶がザルなのでかなり忘れてしまっていますが、雰囲気だけでも感じてもらえれば。
ショウ・アップをどう書いていいのか分からなくなって、展開部までで止まってます。そのうち書きます。
レギュレーションは以下の感じ。

  • 特殊なアイテム(裏アイテム/アイテムをアレンジする/ギフト)あり
  • サーブ有り、ただし1人1シーン一回まで
  • オンステージ無し
  • シェア無し(というか決めてもいなかった)
  • PC同士は初めから知り合いで、相互に関係を持っている

PC紹介

システムの説明からキャラメイク終了まで何だかんだで3時間余り。実プレイ時間と同じくらいに時間かかりました。キャラクタがどんな関係を欲しているのか、人間関係の趣味の部分を決めないと動かしにくいと思うんだけれども、そこはデータ的には余りフォローがない印象。

ローザ(コート/なよ竹/ロマンティック)

貴族を自称する少女。ブロンドストレートの長い髪が魅力的で、身分を示す徴として佩刀している。12才くらい。
見境のない博愛主義に満ちた強かで邪な策士だが、意外と詰めが甘かったり。
ペリーヌの自由さに憧れている。
お茶と珍しいものが好き。

ミーシャ(コモン/アリス/ハートフル)

特徴がないのが特徴? の平均的な身長にソバカス顔の町娘風。13才くらい。
猫が好きでネズミが嫌い。住み処には「一日一善」と書かれた掛け軸をかけている。
ほんわかのんびりしているようで、意外とめざとい一面がある。
ローザの小間使いとして、彼女の世話を焼いている。

ペリーヌ(ゲイム/グレーテル/ルナティック)

一匹狼を気取る長身の少女。3人の中で最も年長の17才くらい。尖った耳が特徴的。
新しい物好きで飽きっぽい。ついでにお節介焼きがきらいっぽい。
友人は少ないが、ミーシャには心を許していろいろと相談を持ちかけたりしている。

提示部

秋 昼下がり 庭園

3人が秋の木漏れ日差す昼下がりの小径を散歩しているところから開始。
出来事表の結果……

ミーシャ
快い眠気に襲われています。
ペリーヌ
ぱたりと物音がやみ、しんと静まりかえります。(ルナティック+1)
ローザ
植え込みがよく育っているのですが、茂りすぎてなんだか怖いようです。(ルナティック+1)

ミーシャは「ルナティック」な空気を余所に夢うつつに歩いていて、ペリーヌはそんなミーシャを気にかけつつも秋の静寂を満喫。そんな中、ローザは小径の脇の茂り放題の植え込みに「あら珍しい」と興味津々に近づいていく。
ちょうどそのとき、茂みの影から人影が飛び出してくる。後ろを気にしながら駆けてきて、そのままの勢いで植え込みの近くにいたローザに衝突! しかしローザは倒れることなく彼女を支えることに成功する。ちょうどローザに縋り付くようにして立つのは、白黒チェッカー模様を基調にしたロリータパンクに身を包む、金瞳が印象的な小柄な少女。3人ともその少女に見覚えはない。
といったところでショウアップ開始。

  • GM:彼女の先制は5です。
  • ペリーヌ:自分と同類だ。弱そうw*1
  • GM/少女:リプライで「孤高*2」を宣言します。
  • ペリーヌ:ゲイムだ。本当に自分と同類だった。

PC達は1ラウンドのやりとりの結果、彼女の名前がパムであることと誰かから逃げていることを聞き出した。

  • GM/パム:「あなたたちの相手なんてしてる場合じゃなかったわ」

そのまま駆け去って行くパム。さすがに3対1は長々とやりたくない。

展開部

秋 昼下がり 庭園

パムが見えなくなったところから。とりあえず出来事表。

  • ローザ:出来事表で雨が降ってきた、帰ります。
  • GM:えーっと、今回ずっと屋外の予定なのでそれは無かったことに。

といったことがあったりもしつつ、視線を感じるPC達。パムが駆け去ったのとは反対側から一人の少女が歩いてくる。

  • ミーシャ/ローザ:ミカさんだ。
  • ペリーヌ:誰?

新入りの少女を拾ってはお節介を焼くことで有名な「ミカお姉ちゃん」の登場。ミーシャは顔見知り、ローザも名前は知っている。ペリーヌは人付き合いに疎いので知らなかった。

  • GM/ミカ:あら、あなたたち、女の子を一人見かけなかったかしら?
  • ミーシャ:見ました。誰かから逃げてるみたいでしたけど、どうかしたんですか?
  • GM/ミカ:実は、あの子私から逃げてるのよね〜、困ったわぁ。
  • ペリーヌ:いったい何をしたんだ。
  • GM/ミカ:ちょっと、ね〜
  • ペリーヌ:(こいつ……絶対にろくでもないことをしたに違いない)
  • GM/ミカ:そうだわ、良かったら一緒に来てくれない? 私一人で連れ戻せる気がしないし、あの子に紹介してあげたいし。
  • 3人:(何を企んでいるんだろう……?)
  • ミーシャ:いいですよ。
  • ローザ:喜んで。
  • ペリーヌ:私は遠慮させてもらうわ。

傲慢に他人を巻き込むミカの態度が孤高を好むペリーヌには耐えがたかった様子。興味ないふりをしつつ独りでパムを探しに別行動することに。

  • ローザ:ところで、パムさんがどこにいるかは分かっているのですか?
  • ミーシャ:足跡をたどってみましょう!

結果、蹴散らされた落ち葉を辿っていけることに気づくミーシャ。ついでに木の根が張りだした辺りでは派手に転んだ様子まである。

  • GM/ミカ:あら、頼りになるわねぇ。案内をお願いしちゃおうかしら。(ミーシャの両肩を後ろから持って前に押し出す)
  • ミーシャ:あ、足跡辿るのに判定成功したのにハートフル上げるの忘れてた。
  • GM:確かに、上げていいよ。

展開部へ続く

*1:先制は少女展爛会で唯一高いことのメリットがいまいちな能力値。極端に低い先制はコンクルージョン争いに有利で、他の能力値がその分高いことを考えるととても脅威。

*2:ゲイム特技、リプライの達成値を先制の分だけ上げる。ゲイムの無駄に高い先制を有効利用するための特技