「アイドルマスター 暑すぎるので春香さんにnachu☆nachuしてもらった」製作後記
暑いですね。へばっている人も多いんじゃないかと思います。自分も死にかけです。
もしまだ見ていないのでしたらこの春香さんでも見て、ちょっとでも元気になってもらえれば何よりです。
この動画は前作「アイドルマスター やよい いず "GIRLISH" !!」を上げてから3週間ほどで作りました。
自分が動画にかける時間としてはわりと短い期間です。
割と集中して作ることが出来て、悩むこともなくストレートに作り始めから完成まで行きました。
なのでちょっと文章にしてまとめておきたいと思ってこの文章を書いています。
技術的なことではなく、どんなことを考えて動画を作っていたのかというのを中心にしようと思ってます。
こういうのは作ってからすぐにやるべきだと思うんですが、いろいろあってこんな時期に。
発端・目標
この動画は前作である「アイドルマスター やよい いず "GIRLISH" !!」の反省動画です。
何の反省かというと、遅刻。
やよい誕生日に上げようとしていたのが7月（アイマス2発表の日でした）になるとか、もうねっていう。
あまりに遅れたので、次に大きなものを作る前に季節ものを季節通りに上げておきたかった。
なので夏にピッタリな動画を、夏、それも夏本番前、具体的には7月中に、上げることに決めました。
ストックしていたネタの中で一番夏らしいというので選んだのが「春香さん＋nachu☆nachu」。
やよいですでにあるのは知っていましたけれど、常々春香さんに合わせたいと思ってました。
この夏は暑くなるたびに「nachu☆nachu」無限ループで乗り越えていたので、その元気を春香さんを通じて分けられたらいいなと。
そんな感じで「うだるような暑さの中、元気な夏春香さん」とコンセプトを固めました。
……実は「春香さん＋nachu☆nachu」動画は既出だったりしたんですが、気づいたのは上げた後だったり。
春香"さん"
自分はアイマスのアイドルでは春香さんだけは他のアイドルと違って原則「さん」付けをしてしまいます。
自分が「春香」と呼ぶのは「春香」をアイドルとして見ない、アイドルではない部分を見るとき、ということなのかも。
アイドルとしての偶像を剥ぎ取って残るのが「春香」です。
「春香さん」は自分の中でアイマスの象徴と言えるくらい純粋なアイドルで、自分はそんな「春香さん」にとても魅力を感じているんですよね。
こういう呼び方で何かが変わるというのは他のアイドルでも、たとえば「伊織」と「いおりん」とか、通じるのかもしれません。
まあ何にせよ、今回はそんな「春香さん」の魅力をめいいっぱい詰め込みたいと思っていました。
方針
夏のうちに上げることを決めたので、正直あまり時間がありませんでした。
なのでとにかく時間をかけないことを優先に動画の方針を決めました。
具体的には
- AE使わない（⊃抜きを使わない、パーティクルを使わない）
- ダンスはmid中心で、カメラワークと色調補正で頑張る
- 音源はshort ver.で
そして、「うだるような暑さの中、元気な夏春香さん」のコンセプトに従って、
- カメラはロールさせる（縦横ズームに加えて、回転を加える）
- 明るく、でも影を濃く、そして日焼け！
- フェチズムは元気を損なわない範囲で
- 春香さんの目線を活かす
- 自分がループしたくなる動画に
作り始める時点ではここまで明確ではなくとも、だいたいこんな感じで考えてました。
ダンス
曲がリズム感の強い早めの曲なのと、製作時間を短くするのに、BPMでダンスを合わせる方針に。
なんですが、BPM Analyzerで測っても正しくBPMが出なかったせいで結局あまり短くならなかったり。
自分の目で合わせ終わって、ようやく計測値は実BPMの2/3と判明。間に合って良かった。
ダンスあわせの始めは「海っぽく」太陽のジェラシー、ふるふるフューチャー、I wantからスタート。
歌い始めや、MADの丁度中間あたりの春香さんが目をそらすところとかが割とすんなり決まりました。
けれども前の二つはBPMが遅すぎるし、I wantはイメージ的にスパイスにしかならない。
なのでどれも長くは使えなくてダンスが埋まらない。
ビキニでのダンスってまた印象変わるなーと思いつつ他の曲を試してました。
Go My Wayは足の開き方がどうも下品になりすぎて微妙ーとか。神様のバースデイはさすがに夏にならないなーとか。
で、キラメキラリを見て、コレだ！ と。
割とダメもとで見ていたんですが、腰の動きが効いたダンスが元気と健康的な色気を兼ね備えていてイメージにピッタリ。
というわけで埋まってなかった曲のオチの部分を全部キラメキラリに持って行ってもらいました。
そして「元気なダンス＝腰が止まっていない！」だってことでそれまで組んでた所から腰が止まっている部分を差し替え。
あとはイントロとアウトロにキラメキラリを嵌めて、おしまい。
細かいことを言えば、違うダンスを繋ぐときはなるべくポーズと動きを一致させてます。
たとえば、カメラがぐるりと一回転余りした後の部分で、手を振る動きが繋がってたりとか。
やっておくとカメラやフェードに頼らずに繋がるので、自由度が上がります。
カメラ
方針の通り基本的にmidカメラをぐりぐり動かして、アップが欲しいところだけ差し替えました。
実際ラスト以外はmidカメラです。
感覚頼りなのであまりまとまりませんが意識したことは、
- カメラは急に止まれない（＝手ぶれを入れる）
- 単調にならないようにする
- 歌っている間に動かし過ぎない
- ダンスを殺さないように（＝腰の動きが感じられるように）
一番苦労したのはイントロ部分。特に0:10〜0:20。
最後勢いつけて放り投げるところまでテンションを切らないようにーといろいろ弄ってました。
色調補正
夏らしさをいかに出すかが課題でした。
初めは単純にコントラストと彩度を上げればいいと思っていました。
でもそれだけだとあまり太陽が感じられなかったのでもう一工夫。
ひとつは見ての通りの「日焼け」。いわゆる「カラーヒヨコ」の要領で肌を小麦色にしています。
そしてそれと同時に、肌に落ちる影を濃くして、より日差しが当たっている感じを出しました。
正直ちょっと不自然さが出ちゃっていますけど。
あと、光の強さを強調するために主線を薄くしてあります。
スク水衣装で上手くマスクしてやれば日焼け跡も再現できるんじゃないかと思ったりもしたり。
きっともう誰かがやってるでしょう。
タイトル・作者コメ
曲名とアイドル名をただ並べるよりはまし、だったのかなぁ？
時間なかったのと反省動画なのとでちょっと投げやり。
コメに反応してくれる人が居るのはうれしいです。
サムネ
upカメラを使わない時点で、サムネに困るのは当然といえば当然。
上げるときには出かける予定でぎりぎりだったのもあって、適当です。
せめて日焼けはサムネで分かるようにしたかった。
