なんでこんなに伸びたのかという考察

10k再生おめでとう自分。ここまで伸びた理由が分からなくてずっと現実感がなかったのだけれど「今までありそうでなかった」というコメを見て理由に思い当たったので書いてみる。
「White Lie in Black」ではまず第一に彩度低めの作品を作ろうという意図があって、そこにいる春香については二番煎じに過ぎないという意識が強かった。今回に限らず自分のやっていることは常に誰かの模倣であるという意識がある。私は残念ながら春香のプロデュースはしたことがなく、私のイメージする春香というのはだいたいニコニコ動画の春香MADに依っている。今回自分の演出する春香というのはすでに見た数々の春香動画からの引き写しで、そこからはみ出る部分はないと認識していた。だから埋まると思っていた。
はみ出るところはないという思いは今も変わらない。ただ、深く広いのだろうと思う。黒・白・灰のどの色が付けられるのか密かに楽しみにしていたのだけれど、答えはどの色も付かないことだった。何色も付かないただ無印の「春香」であることがこんなに評価して貰えることだとは、どんな春香の向こうにでも春香を見つめ続ける自分には予想外。

ティンときた! −勝手にまとめるアイマスMAD− 白と黒を越えた先に

読んでいるこっちが恥ずかしくなる様な、でも素晴らしいレビューを書いていただいているのですが、そこから引用。

それ故に、厳然たる何かがそこにある。気品とは少し違う、風格とも少し違う、妖艶さとも清純さとも少し違う。そんな一面的な言葉では説明しきれない、もっと普遍的な何かがそこにある。

この言葉はそのまま春香に贈りたいと思うのです。