MADはタイムカプセル

「アイドルマスター　雪歩　First Stage (Starlight Mix) +Dance」を見返してたら、最後まで見ていられなかった。
調律の壊れたと言う表現がぴったりな、自分のあの頃の状態があまりに生々しく現れていて、見ていて苦しくなった。
下手とか手抜きとか、そういうことではなく、そういうことでもあるけれど、動画の端々に現れるささくれだった歪みが痛々しい。
あのときは完成させるために目をつぶるしかなかった。半年前はとうとう目をそらせなくて、完成させることもできなかった。

歪みを除いて、取り除いて、純粋さを突き詰めて、なお残してしまう歪みが自分のアイマスMADなのだと思う。
今の自分にはあえてその歪みを残そうという遊び心、余裕すらあるけれど、あの頃はどうだったのだろう。
動画を見ると、何かに追われるように、何かに耐えるように、必死で、それでもなお余裕ぶろうとして、空回りしてる。
半年近くもの間ニコマスで何もできなかったけれど、そのお休みは必要だったんだと思う。

過去の自分がMADの中にあまりにも鮮明に残っているのは、正直かなり恥ずかしい。しかもそれはダメダメな自分なのだから。
でも、それだけ自分が自分を表現できていたことはちょっぴり自信にしていいはずだ。たとえそれが自分宛だったとしても。
次は人に届くように。埋まりたくは……ない。