ピカソ展
国立新美術館とサントリー美術館を回ってきましたが、とても楽しかった。今まで見えていなかった世界が見えてくるような頭の中で何か新しい者が組み上がっていくようなセンスオブワンダーな一日でした。いろいろ頭の中にあふれていてさっぱりまとまらないのですが以下雑感。
- 編集能力がおかしいとおもう。三面図を芸術にしたらあんなになるのかも。
- モチーフを単純化した分の情報量が沢山の視点で補われてる?
- 判らないものはわかんない。特にキュビイズムの辺り。
- 関係ないけど「骰子」が読めないカップルが絵から「さいころ」を発見してた。
- だまし絵というかばらされたジグソーパズルというか。
- 非常にSF的な印象をあちこちで受ける。一が一見あり得ないような形にゆがめられていても、その内側に血や肉やら骨格やらが人間らしく繋がるように感じられるのが少し不思議だからかもしれない。
- 裸婦のペン画とかスケッチとか線一本で十分エロティック。
- ゆがめられていない人形よりゆがめられた少女の顔の方がより生きて見えることに衝撃を感じた。
- 表現の幅がとても広いのにもかかわらず「ピカソ」という強烈な個性を保っている。
- 絵を描くことが日記を書くようなものだとか羨ましい。