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三日目
Tiv@3日目西A59a
西G-08a月華茶房
紅林のえ🍅月曜西L-26b
西L-42a「Cotton Leaf」
さけハラス西M30b
西N16a 「紅茶とケーキ」
ø.müller☆南ス30a
2::C97/南ナ05b
ももこ❄️南ナ42ab
クレハ@南3ホール「ユ29b」
白狼@南ユ43a
南ラ-16a/モリオン航空
栗餅ちづる♂西れ04b
西館れ-40a「70年式悠久機関」
【カウンタック】西へ-06b
鈴木和🍶3日目西や-06a
西れ14b [salmon]
甘露アメ//西れ60a
玉乃井ぺろめくり🔞西れ63a
雪雨こん西れ70b
四日目
おぐら@12/31(4日目)西Q23a
モチ 西あ38a
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石川博品@日曜西B-07b
羽織イオ■3日目西H16b
あきま日曜H37a
Gilse/ぎるせ[C96日曜日-J22a]
紅林のえ日曜西L-28b
しおん 3日目L30-b
DELUXE巛日曜日 西“L”32b
手島nari_3日目西L34b
こーやふ@3日目L36a
大谷さん(3日目い07a)食べる系VTuber
myrmecoleon コミケ3日目西け-28a
疫病@三日目(日)西ぬ-06b
たまかけ◆3日目西は07b
ムシ@日曜日西む27b
たぬま三日目西め26b
たくのみ@C96日西め41b
緑のルーペ@夏コミ 日曜日 西 ゆ 24b
袁藤沖人@夏コミ3日目 西れ45b
タコ焼き@3日目南ナ21a
またのんき▼3日目南ナ-34a
ED三日目南ナ38b
牧田翠@3日目ヤ21-b
C93サークルチェック
2日目
東O-02b 居待月(売り子)
東Q-10a お久しぶり(委託)
東ウ38b 焦茶
コミックマーケット92買い物リスト
A-15a Anmi オリジナルイラスト本
A-30a 袁藤沖人
A-47a Hiten
C-21a べこ太郎
D-13b たくのみ 援助交配3
E-16a 沙流 獣人生態観察記録
E-60b 疫病 バニえもん
P-15a ラノベ作家休憩所
イ-07a オタギイン
ウ-05b S治 4コマをプログラムでいろいろする何か
コ-35a 藤原々々
シ-27a 高梨りんご デレマスイラスト
シ-32b ment 藍子本
シ-87b 八城惺架 イラスト総集編
ハ-22b べっこうリコ 大槻唯本
月華茶房たぶんこのへん
あ-30a こーわ
あ-29a 本条たたみ エルフ先生本
お-24b 緑のルーペ
き-35a ゆぐ
す-13a raemz オリジナルイラストの本
せ-08a アナログハックOR ANALOGHACK INAUGURAL PREPARATORY ISSUE
た-37a れおえん Gray Ash
かわいいあの子はとってもキュート/クール/パッション!
藍子ちゃんの「ファイヤー*1」に癒やしをもらって生きてる今日この頃。
さて、みなさんの担当はどんな子でしょうか?
アイドルマスターシンデレラガールズ(以下デレマス)ではアイドルの特徴付けの一つとして3つの属性が割り当てられています。
「キュート」「クール」「パッション」というやつです。
この属性はアイドルの特徴を表しているんだろうと思うわけですが、本当のところこれがどのように決められているのかははっきりしないところもあって、あるいはこのアイドルは別の属性のほうがふさわしいのではないのかといった疑問が挙がることもよくあります。だりーなとかね*2。
この属性はいったい何を表しているのかとずっと考えていたのですが、自分なりにそこそこ納得のいく解釈ができたのでここで紹介したいと思います。
3つの属性とアイドルとしてのあり方
3つの属性にはそれぞれイメージカラーが割り当てられていて*3、そして「キュート」「クール」「パッション」という単語自体もそれぞれ意味があってそれに応じたイメージがあります。だからキュートは女の子らしいかわいらしさ、とかクールは近寄りがたいかっこよさとか、パッションは開けっぴろげな明るさとか、属性にもなんとなくイメージがあります。そしてだいたいのアイドルはその属性にぴったりはまるイメージを持っています。
ただ、そうしたイメージは単純で曖昧で、それによってあらゆるアイドルをどれかに分類するには基準として満足のいくものではありません。だからだいたいのアイドルはそのイメージに収まっても、収まらないアイドル達がなぜその属性なのかということの理由はそこからは見えてきません。
藍子ちゃんはとっても女の子らしくかわいいですが、でもキュートではなくパッションなのです*4。
デレマスのテーマは「アイドル」です。なのでアイドル達を最も大きく分ける3つの属性が表すものは、アイドルとしてのあり方に係わる何かだとして考えてみましょう。
アイドルとは何か~ビジネス視点から定義する~ (1/3)によればアイドルとは
"ある人物、また個人の構成するグループの人間的成長及び関係性の成長ストーリーをコンテンツとして提供する"
という存在であり、その上でアイドルの本質は以下のように示されています。
アイドルのコアは、
1.アイドルの人間的成長ストーリー
2.アイドルとファンとの関係性の成長ストーリー
の2つの成長ストーリーで構成されます。
つまりアイドルは「成長ストーリー」を伝えるための存在であるわけです。その成長ストーリーがアイドル個人の人間的成長と、アイドルとファンとの関係性の成長とに分けられています。
そしてさらに、ファンが取る態度として相反する二つのあり方が存在しています。
そのファン・コミュニティで他者間は主に2つの関係性が成立しており、共に応援するアイドルをもっと有名にしたい。もっと自分の夢に近づいて欲しいから、多くの人に応援するアイドルの良さを知ってもらいたいという気持ちのもとで、複数買ったCDを渡したり、余ったライブ・チケットを他の知り合いに無料や格安で譲ったりする協同関係と、どちらが自分達の好きなアイドルに対して愛情を注ぎ、逆にアイドルからどれだけ好かれているか(ともすれば何枚CDを買ったか、どれだけレスをもらえたか)という敵対関係の、2つの関係のバランスを取りながら、ファン・コミュニティーは構築されています。
ファンにはアイドルをみんなに知ってもらいたいという想いと、アイドルが自分だけのものであって欲しいという想いと両方あって、それらは対立しつつも共存しているわけです。アイドルとファンとの関係性はこの二つの想いによって分裂します。
つまり「みんなのアイドル」と「あなたのアイドル」です。
このどちらの関係を重視するかで求められる「アイドルとファンとの関係性の成長ストーリー」は全く違ったものになることでしょう。
つまりアイドルの本質は以下の3つにあることになります。
- アイドルの人間的成長ストーリー
- アイドルとファンのみんなとの関係性の成長ストーリー(みんなのアイドル)
- アイドルとファンのあなたとの関係性の成長ストーリー(あなたのアイドル)
1つめの「アイドルの人間的成長ストーリー」についてはしないアイドルなんていないんじゃないのかと思います。なのでこれについてもファンとの関係性がどう変わるかという視点で捉え直してみることにしましょう。
アイドルの人間的成長が、ファンとの関係性を発展させるようなものだったなら、それは後ろ二つに回収されることでしょう。では、逆にアイドルの人間的成長がファンを置き去りにして、ファンとの距離を遠ざけるようなことがあるとしたら? そうした成長の果てにあるものは「スター」や「アーティスト」と呼ばれるようなもはや成長という物語を必要としないあり方です。それはもうアイドルに含めていいのか微妙な存在ですが、いうなれば「高嶺の花」としてのアイドルです。
そこまでファンを遠ざけ一線を画すような所までいかないとしても、自分の価値観や世界観を大事にし、それを守り、育て、表現しようというファンから独立した個人として存在しようとする態度はファンとの関係性から離れてもそれ自体魅力的なストーリーとなる可能性があります。
つまりアイドルはその「人間的成長」をベースとして、その成長をファンとの関係性の変化として表現する存在として見ると、ファンとの関係性の変化のストーリーを以下の3種類に分けることができるということです。
- アイドルの個人的成長のストーリー(高嶺の花のアイドル)
- アイドルとファンのみんなとの関係性の成長ストーリー(みんなのアイドル)
- アイドルとファンのあなたとの関係性の成長ストーリー(あなたのアイドル)
そしてこの3つのストーリーがデレステの3つの属性に対応すると解釈できるんじゃないかというのがこの記事の本題です。
もちろん、ストーリーと属性が対応するからといって、その属性のアイドルが対応するタイプのストーリーしか生まないわけではないです。どのストーリーも表れることがありますが、属性に対応するストーリーはより多く表れたり、より大事にされるということです。
結論から書くと、以下のように対応します。
- キュート⇒アイドルとファンのあなたとの関係性の成長ストーリー(あなたのアイドル)
- クール⇒アイドルの個人的成長のストーリー(高嶺の花のアイドル)
- パッション⇒アイドルとファンのみんなとの関係性の成長ストーリー(みんなのアイドル)
キュートは恋のような2人の秘めた関係性をテーマにするアイドルが多く、クールには独自の世界を表現するテーマ、パッションにはみんなに伝わる開けっぴろげな明るいテーマ、と見ていくとこの対応を理解してもらえるでしょうか。
……だりーなのどこが高嶺の花なんだという突っ込みが来そうですね。
確かに彼女は高嶺の花と呼べるアイドルではないですけれど、彼女のロックな自分を実現したいという想いは「個人的成長のストーリー」を生み出します。だから彼女はクールに入ります。同時に彼女は他人の目を意識しすぎて個性を確立できないというクールを否定するような性格も与えられているのでクールに見てもらえない悲哀を背負っているわけですが、それでも、彼女のストーリーのメインが「個人的成長のストーリー」であることに間違いはありません。
藍子がパッションなのは、彼女のアイドルとしての自己像が「みんなを幸せにする、笑顔にするアイドル」だからです。キュートではないのは彼女が誰かを特別扱いすることをほとんどしないからです。彼女はふわふわとみんなを分け隔て無く笑顔にしようとする、そういう人間です。そんな裏表のなさが彼女の魅力であり、彼女と一緒にいる人が安らげる理由であり、そして彼女の自室に招かれるという特別な栄誉に浴した友人から「落ち着きすぎて、落ち着かない」というコメントを頂戴してしまったりするわけですね。
フレデリカもパッションとよく言われますが、彼女の原点はハーフの外見からくるステレオタイプをみんなから押しつけられようとするのをどういなして自分らしさを出すのかという、むしろクール的なところにあります。ただ、すでに自分らしさをどう出すのかという所を彼女はすでに通過していて、冗談みたいな存在が冗談みたいな言葉を連ねる中でどうホンネを伝えていくのかという特別な誰かとの関係の構築が彼女のキュートらしいストーリーになるんでしょう。
と、だりーな、藍子、フレデリカと各属性でらしくないと言われることのあるアイドルを解釈してみました。どうでしょう、納得いくと思いませんか?
デレマスのアイドルは他にも沢山いますけれども、それぞれ解釈してみると面白いでしょう。中には2つの属性のどちらとも取れそうな中間的なイメージの子なんかもいるとは思います*5。いろんな個性を持ったアイドルをたったの3つの属性に分類してしまうというのがそもそも粗い話です。それでも、そこにはたぶん曖昧なイメージよりはもっとはっきりとした分類の基準、があるのだと思います。そうでなければこれだけ多くのアイドル達をそれぞれの特徴を保ちつつ、活動させつづけることはできないでしょう。今回、それぞれのアイドルのファンとの関係性の作り方、がアイドルの属性を決めているとしてみました。実際にそうやって属性が決められているかどうかはもちろん分からないわけですが、この基準を元にそれぞれのアイドルについての解釈することで彼女たちをもっと深く掘り下げてあげることができるんじゃないかと思います。